▼3日で覚えるオープン 君はこの屈辱に耐えられるか!?

行く先々で簡単にできるコツを手に入れようと楽な道を模索しましたが・・・人によって

足首がポイント
○ 肩の開きがミソ
○ 膝が重要
○ 前足に乗る


・・・と、いろいろとアドバイスがあって結局まとまってません。
ようやく直進が可能になった私の感想では、前足の踵(かかと)への加重の仕方ですね。・・・増やしてどーする。
習得まで時間がかかる技だとも聞きましたが、ここで「馴れるしかない」と一言で済ませる訳にはいかないので・・・
ただ、次第に慣らしながら直進距離を伸ばしてゆくあたりは、ワンフットの習得に似たものがあります。

股関節は、習得に従って柔らかくなってゆきますし、何より僕のような体が固い人間にも出来たので柔軟性については
あまり心配ありません。

まず基本

両踵(かかと)を突き出すように足を開き、足首を曲げ、腰を落としてガニ股になって両足を開きます。
足の開きは肩幅〜やや広い位で調整して下さい。どこまで腰を落とすとやり易いかは・・・後ほど。
腰を落とすわけですから尻餅もたいした事はありませんでした。
後転のことも考えるとヘルメットの着用練習をお薦めしますが。

姿勢については、上記のいろんな方が言われたことはすべて本当です
オープン中の姿勢では、足の形や膝の角度、腰の位置、体の開き等様々なポイントが沢山あります。
一度にこれらをマスターするのは無理ですが、逆にオープンを練習していれば自然とその姿勢ができてきます。
だから、あとはただひたすら馴れてください。・・・って嘘だって。(^^;)

やはり補助方式が一番はやく確実にマスターできると思います。

壁を探してください。


そう・・・壁を伝って練習するのです。 そして壁を這うようにベタベタと手で体を前に送ってゆきます
県民福祉村のような手すりがある直線も良いですね。
それから壁を這ってゆくので軍手の着用がお薦めです。でも上達が遅いと穴が開いてしまいます。

そしてなにより、通行人にみられるととっても恥ずかしい格好です
滑れないおっさんが壁から手を離せないようにも見えます。(;;)
壁沿いの住居では犬に吠えられることもあるでしょう。(T-T)
「おば〜ちゃん、アレな〜に?」なんて幼稚園帰りの幼児に汚れ無き言葉の暴力を受けるかもしれません。(ToT)
(幼い女の子を持つ近所にお住まいの、このおばぁちゃんは当面、娘から目を離さないでしょう。)

この試練を越えることができた人だけに女神は微笑んでくれます。運痴だけの話かもしれませんけどねっ!(-_-メ)

私がオープンできた奇跡軌跡

第1ステップ
回転してすぐ壁に張りついてしまう。(T-T)
腰を深く落として前の踵を前に突き出す基本姿勢をつくって下さい。

第2ステップ
壁と平行して進んで行けるようになる。
オープンの体勢が理解出来た状態です。ここで姿勢を体に覚え込ませてください。

第3ステップ
片手でトントントンと体を送れるようになる。
重心がまだ完全に外側によせられない状態です。
第4段階の目標位置にパイロンでも置いて、そこを目指すように練習してください。

第4ステップ
壁の長さにより異なりますが、最終的に壁から数m離れたポイントへ向かうようになれば
もう壁なしでも大丈夫です。


姿勢について再確認
例によって嘘くさいのでできれば自分で発見してください。

第2〜第3では、なかなかうまくいかずに内側に回転してラウンドターンもしくはモホークになってしまいます。
ワンフットで浮足の方にすぐ倒れちゃうのと同じ原因ですね。
よって、如何に中心に重心もってくる姿勢を克服するかがポイントです。

●足の位置においては平行が理想ですが、ずれをつくるなら後足が前です。 逆だと内側に向かってしまいますからね。

●前足の膝を外側に開こうとしてもバランスを崩し易くなりますので前足の踵を内側に突き出すように意識してください。

●基本的には内腿(うちもも)の筋肉より外腿の筋肉に力が入るような姿勢が、重心が背面によっている状態ですので
その状態を意識してください

●進行方向の腕を進みたい方向よりやや背面よりに伸ばす
ことで肩が開き目線も良くなります。

●前足の踵(最初は外くるぶし位)に意識をもってゆけば、
前足、外側の加重が適切になって膝の角度も
自然な形になりセンターにバランスが集め易いと思います。(僕だけ?)


こんな感じで、1日1時間程壁を這った結果、3日で直進は出来るようになっていましたが
殆どの人は3日もいらないのでしょうね。きっと・・・(T-T)

ましてや、いくら昼間雨が降って路面が濡れていたとはいえ、丑三つ時に壁なんか這っている姿を
小学生にみられようものなら、それこそトイレの花子さんの仲間入りです (古い)。


なお、こぎ方につきましては、やはりワンフットのこぎ方と同様しばらく慣れと時間が必要だと思われますのでしばらくお待ちください。

2002/11/28

▼オープン2
オープンについては先日、Lさんが「いやっ!もうやめてっ!」って程、滑って見せてくれたのですが
私にはあの江戸前の穴子(だったっけ?)のような動きがヒントでした。

前足に重心を預けただけのオープンでは、後ろ足はただの尻尾と変わりません。
あの蛇だか鰻だかのように進む為には、後ろ足にもちゃんと加重出来るスキルが必要だと考えました。

そして、これが出来れば、逆足もマスターできてラウンドターンの逆回転も、少しは安定するのでは?
そうすれば飛燕の部品がまたひとつ揃う、さらに背面に加重できるようなれば不知火も近づくかもカモ?
それにオープンで前足をあげれば・・・ほら、バックワンフット。夢と想像と憶測は尽きません。
やったことがない横乗り系スポーツスノボの動きにも応用出来そうです。
これが出来たら初めてやるスノボもうまく出来るかも知れません。

「いつから始められたんですか?」
今日が初めてなんです
え〜、ホント!?すっご〜い
「いや、実はインラインを少々あなたも如何ですか?
教えてくれるんですか?!ええ、是非!私、サンドイッチ作って伺いますから」 ・・・こればっかりや。(^^;)

とにかく、は広がります。(本当に通用するかどうかは後ほどの検証をお待ちください)
というわけで、スノボを初体験するまでにオープンで漕げる様になることを命題としました。

しかし
オープンで漕ぐ為には、スネークを想像すればわかる通り、ちゃんと両輪に乗った左右のエッジングが出来ないと無理そうです。
でも、全面背面の大胆な重心移動は慣れないと怖いなぁ・・・というワケで
スウィズルで解説したシザース型のスウィズルというか、エッジに乗れないスネークというか・・・の漕ぎ方から習得することにしました。

また楽な道を選んでいます(^^;)
 

1)上半身〜膝の動きをマスター
例によって壁をつかって前方、後方に上体を揺らしながら前足後ろ足に重心を移す事になれて下さい。
相撲の四股でも踏むような動きですね。
足の動きは参考までに併記していますが、第一段階では直進のまま体重移動の感覚をつかむくらいで結構です。


これは前述のオープンの練習を済ませた直後なら時間はかからないと思います。
恥ずかしさにも馴れた頃でしょうから・・・(^^;)
実際、重心移動について話を伺った頃に出来なかった重心移動が、壁使った練習では小一時間かかりませんでした。

2)足の動きをマスター
左右の重心移動になれたら、踵(かかと)の位置を入れ換える練習をします。
(1)の練習でゴリラの様に揺れていると感覚がつかめてくるかと思いますが爪先で誘導するよりも
踵に意識をもってゆき、踵の位置が入れ代わるように足を動かします。

もう少し動きを細かく解説してみますが、ここまでの技術を習得していれば勝手に体が動いてくれるはずです。
運動神経に恵まれた人は、こんな手間をかけなくても漕いじゃうのでしょうけど(T-T)

 

図はカエルの様ですが人間の腕を省略したもんだと思ってください。

まずは先行足を遠ざけます。

後ろ足に重心が寄っている時に、膝を少し伸ばすように前足を外へ向かう時のスウィズルの要領で動かします。
感触としては、前足の踵をえぐり出す感じです。(重心の乗っている足は意識しなくても勝手に揃います)

上半身の重心は後足加重、やや背面寄りです。
次に、後ろ足の引き付け動作です。

前足に重心が移ったら、今度は後ろ足の踵を引きつけながら内側にもってゆきます。
やはり踵を突き出す感じです。

上半身の重心は前足ややお腹側です(ラウンドターンの動きに近い)

・・・この繰り返しです。
まるで尺取り虫みたいな気がしないでもないですけど(^^;)・・・・とりあえず、進みます。

※前足、後ろ足への重心移動が難しいという人は前足に重心を維持したまま、後ろ足で漕ぐと言う手もあります。
この場合、上図では下のイラストがそれに近いイメージです。先行足、前面への重心で踵で漕ぐ感じです。

3)円から直線へ
感触を掴めたら、いったん壁から離れて2〜3m位の円を描く様に揺れながらラウンドターンをしてみて下さい。
できましたか?止まらずに回り続けることができたら、それは間違いなく自走しているという事です。(あえて「漕いでる」とはいいませんが・・・^^;)
次第に回転半径を広げてゆきましょう。(^^) 乱れたら時々壁に戻って重心移動と直進の感覚を再確認するのも良いでしょう。

「O」から次第に「6」や「9」を描くように、そして「b」や「q」に進化させて「−」から「〜」へもってゆきましょう。(図で描けって・・ ^^;)

少々下り気味の場所なら1時間練習すれば、壁から手を離しても進む感じが得られると思います。
ここまでくればスウィズルでも初めは登れなかった坂を登れるように次第に上達してゆくでしょう。

4)尺取り虫からウナギへ
尺取り虫に慣れてきたら、それぞれの足の動きを円弧にしてより大きなアクションに慣れましょう。
勢い良く漕げるようになってくれば、前面、背面への重心移動も慣れてきている頃だとおもいます。
上下の動きやエッジの効かせ方が上達すれば、加速も可能になりオープンスネークも可能に なると思います・・・多分。
パイロンやマークを使ってどんどん練習しながら、本来のオープンでの漕ぎ方に近づきましょう。(私もこれからそうします ^^;)
足のずれを大きくできるようになれば、そのままオープンクロスになると思います。

でも、現時点(3)の動きじゃ、そのままスノボに使えませんね・・・って 計画自体が間違っているという声もありますが。

こんな漕ぎ方で、アップしちゃっていいのかなぁ・・・(・_・;)

2002/12/16補足