▼バックスネークと振り向く練習 地味なようでとってもCoolな技!
足も交差しないし、一見地味な気もしますが大胆に足を振って高速で動く姿がとっても格好良いトリックです。
交差状態でも静止できるBクロスと違って、常に不安定なので実はこちらの方が難しいかもしれません。
回転につなぐ為にもしっかりした振り向きは欠かせませんし、バラバラに動く足は実はとっても不安定。

そこで私が逆足の練習用に実践した方法を解説します。

この際のメリットは、Bクロスに必須の後ろを振り向く練習を兼用できるという事です。
Bクロスでは振り向けないと、コーンは通過出来ません。
ところが、振り返った姿勢では視界はもちろん軸足、下げ足の加重配分とバランスが変わりますので
徐々に振り返り量を増やしながら姿勢を修正するといった必要が出てきてしまいます。
そこで、この練習だとスムーズにBクロスに繋げることができると思います。

※スキルとしては、とりあえずバックスウィズルとシザース(前進)が出来る方を前提とします。

イラストは使い回しです

まず、スタイルですが

1) 下げ足側に横を向きます。
2) 腰の位置を低くすると下げ足の膝が曲がって余裕がでます。

3) 軸足をしっかりアウトエッジにするとより安定して乗れます。

4〜5mの円の中心を見据える様にして下げ足側にバックで廻って練習します。
漕ぎ方はバックスイズルのように少し足を動かして下さい。
初めのうちは前に倒れそうになったりと、なかなか重心配分が上手くいきませんが次第に前後差をつけた状態での後進姿勢に体が慣れてきます。
また、いつの間にか両足が平行してただのバックスイズルになりがちですので、意識して前後差をつけるようにして下さい。
そうすることで、軸足(下げ足の反対の足)との加重配分を体に覚え込ませます。

軸足:下げ足の加重配分は6:4〜5:5が理想でしょう。

足に前後差がつくようになってきたら、円を広げて視線を円の中心から、より自分の後ろ(進行方向)に
向けるようにして下さい。まるでBクロスの練習のようです。(でもBクロスの解説ではありません)

肩ごしに振り返って、より真後ろの景色をみれるように体をならしてゆきます。

それが可能になったらその姿勢のまま今度は逆方向に回転して練習します。
目が回らない様にこれを交互に行って8の字に滑る様にして下さい。(シャトルスケーティング)

もうひとつの練習方法としてクリスクロスの欄を御覧ください。
どちらが向いているか、やりやすいかは個人の嗜好にお任せします。
シャトルスケーティングはある程度の広さが必要ですがクリスクロスの方は狭くて長い場所での練習に向いています。

さて、ジグザクに滑るだけではまだスネークじゃありませんね。(この時点ではバックパラレルに近い)

軸足を主に使って蹴る様に漕ぐ方法もあるのですが、前後の足の開きとズレが大きくなりがちで
自分のビデオを見てて思ったんですが
「これってパイロンをくぐらないBクロスじゃん・・・(T-T)」

しかし下げ足と軸足の位相(ズレ)が小さくなりすぎると、今度はBパラレルになります。

Bスネークは腰を落して、大きく足を開いて、バラバラにクロスさせるイメージですが
こちらはクロスのように大胆な動きで先行を追うのですが、クロスと違う点は交差状態が
クロスの様に安定していません。
位相で言うならBクロスは1/2のズレ(波一個分)でBスネークは1/4(波半分)のズレということです。

しっかり振り返った姿勢でクリスクロスができる様になればBスネークはすぐにできるでしょう。


多分、これらの練習を行っていればBクロスの敷居もかなり低くなっていると思います。
・・・っていうか、この時点で既に足がクロスしてません?(^-^;)

ついでにBパラレルを解説します。

Bパラレルはパラレルとは言え、多少足に前後差をもたせています。
こちらは主に、旋回時のキックに伴う腰の上下運動による加速で進んでいくようです。
具体的には旋回する瞬間に、伸び上がる様にグンッ!と伸び上がってその反動で加速します。多分。(^-^;)
(初めは極端にお尻振り振り滑る姿をイメージして下さい)
その際にはちゃんと、両足がインエッジ、両足がアウトエッジの状態(コレスポンディングエッジ)で
踏み込めているかを意識しましょう。
2003年04月09日 修正