▼バック初体験 (バックにすべる様な不安定な動作に積極的に挑戦して小脳を鍛えましょう。)
まず最初に・・・
バックのブレーキについて僕はまだ習得していませんそれでも良かったらどうぞ御覧ください。

何気なく、それでいて格好よくバックで進む姿には憧れてしまいますね。
とりあえず、後ろに進むには、つま先同士を向かい合わせて立つと、足が開きながら後ろにさがります。
開いた足を閉じようと、あげて戻す事を繰り返すと(いっそ足踏みと言えば簡単)後ろに下がります。

これがバックスケーティングの始めですが、なんか違う・・・
上手な方に聞いたところ「ストライドの動きを反対にしたもの」だそうです。
そんな簡単に説明されても、僕にとっては、鏡を見ながら憂鬱って書け」というようなもんです。
▼バックスウィズルについて 
そこで、バックスウィズルから始めました。
ストライドの場合、左右への重心の移動が常に伴う為に、こっちから始めるのは運痴の僕には酷です。
とりあえず、前後のバランスに集中できるように
バックスウィズルで、バックに慣れましょう
常に踵が浮くくらいの感じでバランスを取る
重心が爪先の方にあると靴の向きを変え易くし後ろに転ぶ心配も減ります
でも、踵をあげている訳じゃありませんよ。(初心者にできるわけないですが)
踵の加重を出来るだけ抜いて、前の2輪に加重する感じです。
前かがみにならないように注意
前かがみになると、平衡感覚も失われて前に倒れます(あまり痛くないですが)
お尻を突き出すようなイメージで腰を落とします
こうする事で重心が低く足がちゃんとハの字になります。
ただしこの時、踵の位置より後ろにお尻が出ると・・・たってられません。
フィギュアスケートの選手が高速でバックする時みたいなイメージを頭に浮かべれば自分だけは納得

でも、フィギュアの選手はこの時もちゃんと後ろを向いているのですが慣れないうちは
前傾になるので後ろを振り向きにくくなります。そこで・・・
背筋を伸ばす事
背筋を伸ばして上半身をひねります。
そう、まるでお尻を拭く時のように。・・・なんで下品な表現しか浮かばないんだろう・・・(T-T)
足を閉じきらない
さて、バックスウィズルで閉じた足を開けないという方、お立ち会い!
あなたは足を閉じきっているのではないですか?
バックの際、開いた足を閉じるのは勝手になりますが、閉じた足を開くには
足を閉じきっちゃ駄目です。肩幅くらいまで閉じてきたら、膝と膝を寄せ合うようにして
再度開き始めましょう
。これで結構うまく行くはずです。
力の使い方が上手になれば、バックでもキレイな瓢箪をかけるはずです。

初心者の私がこんなにコツを思い浮かぶのは、私に輪をかけて運痴な嫁さんのお陰です。
▼バックワードスケーティングについて
バックのスウィズルに慣れてきたら、いよいよです。
バックのスウィズルを、片足ずつ交互にやってみましょう。
これは、左右交互に重心を移動して、重心が乗っていない方の足をスウィズルの動きで半円を描き下がってゆきます。
これにより、バックしながら左右の重心移動に慣れてゆきます。
と、いってもいきなり足を交互にあげるはキツイかもしれませんので、最初は
両足はあげなくて結構ですので、お尻を左右に振りながら右に左にと蛇行して進んでください。
踵を振って、ハの字だった足をワイパーのように動かします。
つい踵が浮いたりもしますが、臆することなく感覚がつかめるまで繰り返します。

始めのうちはバックで踵が浮くと焦ってしまいますが、前述のワンフットの練習を平行していれば
恐怖感は少ないと思います。
踊るようなスラロームの方々のビデオを見る限り、踵なんていつもフワフワと浮いてるようにすらみえます。

バックで左右に振る感じが掴めてきたら、軸足を左右交互に変えながら片足だけのスウィズルを行います。
この時点で殆ど形になってきていると思います。

やがて、足を引き上げて戻せるようになってきたら、内股を意識して完成形に近づけます。
この時、足を前後にずらすことができれば、前後のふらつきは防げますが
まず、バックワードでの左右の重心移動に慣れてからのステップとして下さい。

体がバックスウィズルの様に左右均等な状態だと、後ろを向く際にも安定しません。
私などは、左右をキョロキョロと振り返りながら「これってすごくないか?」と勘違いしていました。
大してスピードもでていないのに
利き足を決めてやや半身
安定する為には、どちらか利き足を出して少しだけ体をひねって下さい。
バックワードムーブメントに左右対象の姿勢なんて存在しませんから、とりあえず早く
できるようになりたければ、利き足を心持ち前に出した状態で練習してみましょう。
そうすることで、後ろを振り向きやすくなります。
この時出した足と同じ方の腕を同じ方に出す事で意識時に半身をひねった状態を
維持することができます。腕を使わないとひねりが弱くなります。

ただし、この半身の姿勢では真っ直ぐに下がれないので好ましくないという
考え方もあるようですので一応頭に入れておいてください。
視線の重要性
バックワードでの突然の平衡感覚の喪失にしばらく悩んでいましたが、原因がわかりました。
上記の左右対称な姿勢から無理に後ろをみようとした結果、私は横目になっていました。
ちゃんと顔が振り向けないと後ろを振り向くのに、流し目で怪しい顔になってしまうだけでなく
平衡感覚が正しく掴めません。
試しに、パソコン座ったままでも立ってみても結構ですから、目玉だけ動かして斜め上をみてください。
視界の変化とともに、体の傾きが掴みにくいはずです。
「そんなことはない」という方は、私の戯言だと思って流してください。
というわけで、とにかく出来るだけ顔ごと後ろを向くことが出来る姿勢を心がけて下さい。

後ろをなかなかみることが出来なくて、首がフラフラ視線がキョロキョロしていると簡単にコケます。

ちゃんときれいに振り向けないと、Bクロスでパイロンを越えるのは不可能ですので
徹底的にバックスケーティングに馴れながら、徐々に振り返る量を増やして下さい。

前足加重が極端だと、前傾になって前に倒れ易かったり振り返るのがいっそう難しくなります。
下げ足を軽く曲げると重心がすこし後ろにも分配されて上体が起きるので振り返り易くなります。