FUN SKI(スキーは楽し)
funny sking

 

ファンスキーというものがあります。
昨今のゲレンデで時々みかける通常のスキーの半分くらいの長さで、ストックを使わずに滑っているアレです。
スキーより回転性、運動性に長けた造りになっています。
昨年までは、その姿をみる度に身軽で面白そうだとは思っていたのですが、北海道出身の知人の
「短いものはそれだけ難しいよ」という言葉に手が出ませんでした。

しかし今年は違います。
インラインで鍛えたという実態が伴わない自信があります。
というより、インラインを始めてからの初スキーをしてみると、その長さに違和感がありすぎです。
そこで準備しておいたファンスキーの出番です。


ちなみにファンスキーは例によって懲りずにディスカウントで購入しました。
99cmのサイズはインラインと同じブランドの品が¥17800、見た目があまり変わらないものが¥9800
とりあえず・・という感覚の私の選択は例によって決まっています < インラインで懲りていません
まぁスキーに関してはインラインのような価格差が私にはあまりわかりません 。
分厚い木のスキーに長靴をセットして履いていた頃に較べれば・・・どれも遥かにマシですし。 < でも下手
ひょっとしたらビンディングの性能や強度に差があるのかもしれませんが・・・現時点では結果オーライですが。

ファンスキーは殆どのスキーブーツに合わせられるようにその場で簡単に調整ができるので、一つあれば皆で使うことができます。
あ、いえ、気に入ったら良いのを買って、今のを嫁さんになんて不純な事を考えている訳ではない・・・とも言えませんが・・・
安くて、手軽で、これで面白ければ最高です。


さて、ゲレンデでファンスキーに履き替え・・・履き替え・・履き・・・あれ?
「どうやってはめるんだ?これ?」
構造の見た目はWBS(脱着式スケート)のような形ですが、いくらサイズを変えてもうまくゆきません。
10分程格闘したあとで、結局ゲレンデの人間に泣きつきました。(T-T)
皆さんも事前に確認くらいした方が良いかもしれません。

さて、その感覚は・・・
確かにスキーよりずっとスケート感覚です。
スキー時代に気になっていた前後のバランス感覚は、スケートに較べれば遥かに安定しています。
4、5本も滑る頃にはパラレルも楽勝です。 しかもバックも全然怖くない!(まぁ緩斜面ですが ^^;)
私のスケートの腕前をご存じの皆様であれば容易にその簡単さが想像できると思います。
ワンフットだって出来ます。 こっちはインラインでも未完なので、そこそこですが。
インラインと違って、漕ぐ必要がないのでバランスに集中できますが、足元からくるブレや衝撃を吸収する滑り方というのが違った点です。
おもわず調子に乗ってオープンまでやっちゃいました。
私でさえこんなものですからスケートのカリスマ達のファンスキーを是非拝見してみたいものです。

リフトから見ているとファンスキーな人達のなかには180°やFクロス状態(足を交差させたまま)で滑っている方もいらっしゃいました。
これを真似しようとしたのですが・・・ちょっと足が危険でしたので止めました。

ファンスキーは普通のビンディングとも違うので下手なことをすればスキーより骨折し易いかもしれません

とりあえず、普通に滑る分には全然問題ありませんし、スキーの滑りと同じくらいの楽しみは十分に味わえます。(それ以上かも?)

たまにリフトで同じファンスキーの方と乗り合わせることがありましたがその方はそれが運の尽きです。
リフトを降りるまでは私のインライン勧誘トークから逃れることが出来ません。(^^)
そういえば現地の年配のアイススケーターの方も「まるでスケート」とおっしゃってました。


ちなみに私の息子はどうかといいますと「滑る」事には恐怖感も何も無いようで、いきなりリフトに乗せてみましたがこんな感じです。


この調子なら、10本も滑らないうちにそれなりについてこれるかな?
と淡い期待を持ちましたが、こちらが気になって仕方ないようです。(T-T)


無理強いしても仕方ないので(自分が滑りたいだけ?)5本で終了です。
マジで滑らせるならインラインでもスキーでも遊具があると駄目ですね。

さて、次に嫁さんは・・・こんな感じです。



こちらはインラインの時と殆ど同じような滑りですので明らかな結果が見えませんが、すんなりスキーに入ることが出来たようです。
嫁さんは私のファンスキーを履きたいと言ってましたが、まず初めに普通のスキーで滑ってもらうのが良いでしょう。
せっかくレンタルしたんですし < 本音

しかし二本目のリフトを降りたあとで大開脚ゴケをやって、股関節が痛いとメゲました。
そーいえばインラインと違って長いスキー板のコントロールは慣れが必要だっけ。
やっぱりバランスが出来ている人はファンスキーの方が普通のスキーより簡単かもしれません
次回はちゃんと嫁さんのファンスキーを買っていくことにしましょう(^^;)

Lさんのリポートに「インラインが上手な人はスキーの達者だけどその逆は成り立ちにくい」というお話がありましたが、納得です。
確かに、春からインラインを始めてそれなりにバランス感覚が発達した様です。
今までは、シーズン初日はバランスの悪さから来るスネの痛みがあったのですがファンスキーで1日滑りまくっても全然問題はありません。
スケーターの人で始めてスキーをするならファンスキーから入った方がすんなり滑れるかもしれません。
安くて、かさばらなくって、バラエティに富んだ滑りで楽しいもんです。



ところで私は今まで自分が滑っている様子を見たことがありませんでしたのでビデオ持参の今年こそは悲願が叶いそうです。
それを学習材料により格好よく滑る様になりたいなぁ・・・
しかし滑れない嫁さんは子供もいますし、リフト乗り場周辺から動けません。
しかもリフト周辺は殆ど斜度がありませんのでビデオのズームを使って撮影してもらうことにしました。

さっそく嫁さんをつかまえます。
殆ど子供の雪遊びを撮影していた嫁さん曰く

「もうあんまりテープないよ。」


・・・(T-T)

それでも、なんとか2本くらい撮影できたとのことで、まぁよしとしましょう。
さっそく帰ってから再生です。






・・・


どれ?僕(T-T)





・・・これかな?(;;)



パラレル 1

パラレル 2

バック 1

バック
2

ズームなもんだから手振れしまくりで、殆ど中心に映っていません。
まるでUMA(未確認生物)のビデオです。

うちのビデオではこれが限界?
「だってアナタがあっちこっちに動くから・・。」
(いや、そーやって滑るのがスキーなんですけど・・・・(T-T))


ワンフット 1

ワンフット
2

あ、これに似た写真をどこかで・・・
そうそう、あれは確か不時着したUFOから降り立った宇宙人の映像。(T-T)


かろうじて撮れていたのは、緩斜面で止まる寸前のオープンのみ。


(それにしてもこの頭の形はなんだろう?)

ビデオを買うだけでは足りません。
撮影者も必要だと痛感しました。